2017年12月31日日曜日

雪ダルマの作り方

Rio-jii です。

またまた久々の投稿で、大晦日になってしまいました。
前回投稿したのは「晩秋」でしたが、その後もいろいろなことをやりつつ年越しを迎えようとしています。2017年を振り返ると、今年はとても良い年だったなあと、つくづく思っているRio-jii です。
何と言っても家族が健康に過ごせたことが一番ですが、活動の場が広がって、同時に色々な人たちと知り合うことができたことにも充実感を感じています。

さて「雪ダルマの作り方」の話です。Rio-jii が住むS市にも年に数回降雪がありますが、雪ダルマを作れるほどには積もりません。Rio-jii は子供の頃雪深い北陸のT市に住んでいました。雪が降り出した後にやることといったら、雪合戦やソリ滑りと並んで雪ダルマ作りがもうお約束でした。
読者の方々の中で雪ダルマ作りの経験者って意外と少ないかも。と言うのは、同じ積雪地帯であっても、いわゆるスキーに適したパウダースノーの地帯では雪がサラサラ過ぎて雪ダルマ作りには向かないんです。北陸の雪は湿けてて重くて大人にとっては冬の天災みたいなものですが、子どもにとってはとても良い遊び道具でした。

雪ダルマを作るには、先ず「核」となるボーリング球程度の大きさの「雪球」を作り、これを地面に置いて転がします。するとボーリング球の大きさの球に新雪がくっついていってどんどん大きくなっていくのです。ここでコツというかポイントが2つあります。1つ目は最初の核となる「雪球」がどれだけちゃんとした球形となっているかという点。2点目は、その雪球を雪が付着しやすい経路を的確に判断して転がすことです。

例によって回りくどい比喩を使いましたが、Rio-jii の今年の活動実績の基盤は、県立大学という良き「雪球」を持つ幸運に恵まれ、かつ縁が縁を呼び寄せる好循環で回る「適度に湿り気のある雪球に付着しやすい新雪の経路」に該当する人脈作りの道」にあり、そこをころころ転がった結果として良い雪ダルマが出来上がったのではないかと思っているのです。

私の知っている人の中には、とにかく色々な集まり(研究会とか勉強会と称している場合も多い)に顔を出して名刺交換枚数を増やし、SNSを通じて多くの方々とお友達になって人脈を増やすタイプの方がおられます。
やり方は人それぞれですので、それはそれで結構なのですが、ともするとその人には「核となる雪球」が実は無かったり有っても形が歪だったりすることがあるように見受けられます。もっと酷いケースは、「核となる雪球」が立派なのに、その雪球を雪のない泥道や融雪設備のあるアスファルトの上で転がして雪球を台無しにしているような方もおられる気がするのです。

あくまで「Rio-jii の場合に限られるのですが、良き「雪球」を与えてくれた県立大学の経営大学院と、雪が付着しやすい的確な経路を示してくれた諸先輩の方々に感謝しきりの1年だったと思っています。
来年も良い年にするよう頑張っていきたいと思います。

ではまた・・・

2017年11月12日日曜日

例えば「先週のRio-jii 」の場合・・・

Rio-jii です。

またまた久々の投稿です。
前回投稿したのは「晩夏」で、「まだまだ暑い日が続いています。」とか言ってたのにもう晩秋になってしまいした。先週は公私にわたり色々なことがあり、いかにもRio-jii らしいバランスのとれた生活だった(と自分では思っている)ので、近況報告がてら少し振り返ってみたいと思います。

日曜日は東京で甥の結婚式に出ていました。東京には前々日入りして30年来の友人と会い、旧交を温めつつ新たな仕事の話を進めたり、親戚の方々との交流を楽しんだりしていました。自分の子供や孫たちにも会えて、とても良い機会でした。帰りは、羽田で出発を待つ時間の方が神戸空港までの飛行時間より長かったけど、神戸空港からは車で1時間で自宅に到着できたから、やはり新幹線より時間的には有利かな。

月曜日はお昼前に兵庫県立大学に到着して、13時からの経営学部1年生向けの基礎ゼミナールという授業の準備をしました。Rio-jii はおかげさまで、大学院時代にお世話になった某教授のご推薦により10月から非常勤講師の肩書を頂き、月曜日と木曜日の基礎ゼミナールのコーディネーターをやらせて頂いています。学生たちはRio-jii の子供たちの後輩になる訳ですが、女性が半分以上占めているのには少々驚きです(長女が学生の時は2~3割だったと記憶しています)。

火曜日は、午前中(現地は前日の夕刻)約2時間顧問先の米国法人の責任者と電話ミーティング。FaceTime使うので無料です。Rio-jii が米国勤務していた30年前には想像もできなかったスピードで通信技術が発達してます。PCと併用して話してるから、ほとんど直接会ってるのと遜色無いくらいのリアル感です。午後は、午前の電話ミーティングを踏まえて顧問先の責任者とまたも電話ミーティング。便利ですねえ。

水曜日はいつもならテニススクールとスポーツジムの日なんですが、テニスが雨天中止になったので顧問先の取引金融機関の方にアポを入れ、午後に伺って約1時間半話し込んできました。金融機関によって、対応スタンスというのは色々です。本日は前向きな方向性での話もできたものの、厳しい指摘も頂戴してきました。

木曜日は月曜日同様、兵庫県立大学にて経営学部1年生対象の基礎ゼミナールのコーディネーターです。大学に向かう前に約1時間、近くのゴルフ練習場で100球ほど打ってきました。こういう時間の使い方ができるところがたまらなく嬉しいのです。

金曜日はゴルフコンペに参加しました。Rio-jii は関東の某大学の出身なんですが、大学の同窓会活動がとても活発で、同窓会大阪支部のコンペが年に4回行われているらしいとの情報を得て幹事の方に連絡し、今回初参加したという次第です。参加10名中、Rio-jii は2番目に若く、最年長の先輩は何と85歳!Rio-jii の母親とは僅か1歳違いなんです。Rio-jii もテニスやスポーツジムで足腰鍛え、大先輩の年齢までゴルフ出来るようになりたいと思いました。因みにダブルペリア方式でネット4位でした。

土曜日は、午前中は顧問先の財務チェックなどをして過ごし、午後は夫婦で食料の買い出しに行ってきました。日本海の朝獲れ鮮魚を売ってくれるスーパーがあって、片道1時間かかるんですが、月に2回くらい買い出しに出ます。

毎週毎週こんな感じでスケジュールが入るわけではないのですが、まあ先週のRio-jii の場合はこんな感じでした。
今週はS市の都市計画審議会、来週はゴルフ2回と料理教室の予定が入っています。テニススクールとスポーツジムにも行くので、そこそこ忙しいかな。

ではまた・・・

2017年8月24日木曜日

中小企業診断士という資格は「薄皮饅頭の皮」

Rio-jii です。

またまた久々の投稿です。
お盆や甲子園の高校野球も終わり晩夏となってきましたが、まだまだ暑い日が続いています。Rio-jii はこの夏、少しだけ甲子園レフト側外野席で観戦しました。とても暑くて1時間くらいで帰りましたが、いつ行ってもあの雰囲気はいいですねえ! 

さて本題です。中小企業診断士という資格は「足裏に付いたご飯粒」だってよく聞きますよね。「取っても食えない」資格だからだそうです。
Rio-jii は「薄皮饅頭の皮」じゃないかと考えています。薄皮饅頭で大事なのは中身のアンコです。アンコがどれだけ美味しいかでその薄皮饅頭の価値が決まります。まあ皮も美味しいにこしたことはないけど、アンコに比べればアピール度は全然違いますよね。でも、どんなに美味しいアンコであっても、薄皮を被っていなければ饅頭にならないし、そもそもアンコを直接手に取るという状況って、あんまり無いのではないでしょうか。薄皮というのは、饅頭においてそういった機能的な意味を持っていると言えましょう。

中小企業診断士という資格は、「薄皮饅頭」における薄皮の機能的役割を担っているのではないかと考えるようになりました。例えば誰かがアンコ、すなわちコンサルティングを行うだけの素養や経験を持っていても、その有用性を第三者に伝える機会はなかなか難しいところがある(資格なんかなくても活躍されている方はたくさんいらっしゃいますが・・)と思うのです。でも資格をもっていることの効果で、その素養や経験を第三者に気づいてもらえたりアピールする確率は若干なりとも高くなっているのではないでしょうか。

Rio-jii が独立後に頂いているお仕事の中身(アンコ)って、海外関連、金融機関対応、法務関係が中心で、Rio-jii がサラリーマンしていた時代に身につけたスキルというか経験の活用なんです。これって別に中小企業診断士という資格保有の有無や資格取得のために勉強してきたこととはほとんど関係なのです。しかしながら、資格があるからこそお仕事に遭遇するチャンスを得ることができたというのも事実なのです。そこのところが「薄皮饅頭の」ってことかな。

とは言え、です。Rio-jii が独立後に頂いているお仕事を進める上において、経営大学院で得た人脈やスキルみたいなものの価値はとても大きく、薄皮のレベルも各段に上がっているのではないかと思います。自分の経験だけではなく、経営大学院で学んだことを織り交ぜながら仕事させて頂いてる感はとても強いですし、お仕事の幅も広がっていく気配が濃厚になってきました。

アンコが不味ければその饅頭が再購入されないのと同じで、お仕事の方も当然ですが中身が悪ければそれっきりになるでしょう。そういう意味で、どれだけ美味しいアンコを作っていけるか、が大事なところでしょうね。

ということで、良いレベルの薄皮を被っているのだから、アンコのレベルをもっと充実させていかなければいけないと考えながら、この暑い夏を過ごしたRio-jii でした。

ではまた・・・





2017年7月15日土曜日

「センセイ」と呼ばれる程の・・・

Rio-jii です。

またまた久々の投稿です。
ちょっと微妙な話なんですが、最近「センセイ」呼ばわりされることが多くなってきました。
そう呼ばれると、何かお尻の筋肉がモゾモゾしてきて、最初の頃は「名前で呼んでください」とお願い申し上げて、唯一の顧問先の方々や同社の取引金融機関の方々、講師登録している会社の方々には名前で呼んで頂いていました。
例えば診断士の集まりの中で、互いに「センセイ」付けで呼びあっている一群の方々を見るにつけ、なんか田舎の議員さん同士みたいで、凄い違和感があるからです。

しかしながら、活動の幅が拡がってくるにつけ、やっぱり「センセイ」付けで呼ばれることが多くなって、いちいち「名前で呼んでください」とお願い申し上げるのも却って相手に気を遣わせる気がして、最近は気にしないようにしています。
Rio-jii は今、15人規模の研修講師と100人規模の研修講師を同時並行的に行っているのですが、まあ普通に考えて聴講生の皆さんがRio-jii に質問するときには、よく考えてみると「センセイ」と呼ばないと他に呼びようが無いですよね。そういうこともあって、最近は「センセイ」と呼ばれることにも少し慣れてきました。
また仕事柄、Rio-jii が住むS市の商工会の皆さんとお話する機会があるのですが、その時も「センセイ」と呼ばれてしまいます。これも、彼らが基本的に「士業」の人たちや議員さんたちを慣習的に「センセイ」と呼んでおられるらしいので、例外扱いをお願いするのもどうかと思い、そのまま受け入れています。
先日、顧問先の取引金融機関を訪問しました。支店長さんも次長さんも最近お替りになっていたこともあり、表敬も含めの訪問です。「初めまして」ということで、名刺交換などして小一時間歓談したのですが、やはり「センセイ」と呼ばれてしまいます。前任者の方々には名前で呼んで頂いていましたが、ここでもそのまま受け入れるようにしました。そう呼ばれることに少し慣れてきたのでしょうね。

また同じく先日、兵庫県立大学のY先生(大学院時代に講義をして頂いた先生の一人)から、学部学生を対象とする基礎ゼミナールのコーディネーターという仕事を本年度後期からやってみないかとお声かけ頂き、喜んでやらせて頂くことにしました。この話が本決まりとなった後、Y先生発信のメールでRio-jii も「〇△先生」と表現されるようになり、とても恐縮しています。

「センセイ」と呼ばれる程の◎▼じゃなし」という川柳がありますが、そうではなく、そう呼ばれる程の価値ある活動をしていきたいものと、決意を新たにしている今日この頃です。

ではまた・・・




2017年6月19日月曜日

上には上が・・・・

Rio-jii です。

またまた久々の投稿です。
昨日、兵庫県立大学MBA診断士交流セミナーの第1回目が開催され、Rio-jiiも老骨に鞭打って参加してきました。午前中は顧問先の社長さんと課題の解決策と今後の対応方針等について打合せした後、一人で元町の中華料理屋でランチし、とろとろ三宮の淡水サロン(旧神戸商大のOB用スペース)に徒歩で到着。14時から第一部の講演会が開かれました。第4期の先輩方が診断実習されたO社の社長様による経営者講話と、第1期のW先輩による卒業後の活動内容についての詳細なお話をして頂きました。セミナー参加者は、第1~6期の卒業生36名、外部の専門家先生方7名、大学院の先生方4名の大きな会合となりました。
講演会後、ホテル手配のバスで会場を移し、17時から第二部の懇親会となりました。授業や実習でお世話になった先生方にご挨拶、同期の方々との旧交を温めつつ、諸先輩の方々との歓談等をするのと同時並行して、全参加者による1分間の近況報告スピーチが順々に行われました。
当大学院の診断士養成コースを立ち上げに際して、諸先生方が色々ご苦心されたお話などを拝聴しました。

Rio-jiiがスピーチする番になったので、「自慢ではありませんが」、「入学時年齢で60歳を超えていたのは多分自分をおいてほかに無い筈」と自慢にもならないことを自慢げに話し始めたその時、かってRio-jiiの大学院生活を「道楽」と喝破したN先生から、「もうその記録は破られています!」と合いの手が入りました。予想外の進展で、Rio-jiiの残りの数十秒はもう「しどろもどろに。情けないスピーチになってしましました。

スピーチタイム終了後にN先生に確認したら、今年の入学者の中に、なんと70歳超の方がおられるとか。自分が60歳超で入学したことで密かに自分を褒めていたのですが、上には上がいるもんですねえ!
機会があれば、是非その記録更新された後輩学生にお会いしたい、と思っています。

ではまた・・・



2017年5月7日日曜日

本年の黄金週間も終わりました。

Rio-jii です。

久々に投稿します。
サラリーマンの方々におかれましては、待ちに待った黄金週間が本日で終わってしまうのをとても名残惜しく思ってらっしゃることと思います。ただRio-jii の場合には、黄金週間が終わって少しほっとしているところがあります。息子家族が来て、二人の孫たちに遊んでもらったのはとても楽しかったのですが、それを除くとちょっと退屈な期間となっていたからです。去年は、会社を辞めてすぐに迎えた黄金週間だったので、フリーランサーとしての時間の使い方に慣れるべくそれなりに懸命に過ごしたのだと思うのですが、1年経つとやはりその辺が違いますね。うまく言えませんが、黄金週間まではそれなりにスケジュールが入っていたのに、黄金週間入りと同時にパタッと公私においてヒマになった、というところですかね。
だいたい週1回ペースでやってるゴルフプレイが黄金週間中にはできません。この期間のプレイフィーは平日の倍以上するからです。またスポーツジムの方も、平日限定会員になっている関係で通えません。アウトレットでの買物なんて、駐車スペース探すだけで疲れるので、これも行けません。てなことで、平日生活に慣れてしまった身としては黄金週間は自宅でじっとすることが多かったです。

お仕事の方も、顧問や講師をさせて頂いている先もこの期間はお休みなので、出かける用事は当然無いわけです。まあ、お仕事関係の調査などをこの期間に本やネットでじっくりできたことはよかったです。
そういえば先月の20日前後に、昨年度の所得税が確定申告どおりの金額で銀行口座から引き落としされてたので、フリーランサーとしてのRio-jii の第1期青色申告は無事終わったのだろうと思います。前にも書きましたが、確定申告の本も5冊くらい読んで勉強したし、会計ソフトの威力がとてもすごいこともあって、そんなに苦労なく申告できました。来月初には住民税の決定通知が来る筈ですが、概算額を計算して引落し口座に入金したので、1年目の税金関係はなんとか全部クリアする感じです。

また明日からペースを戻します。月曜日と水曜日は講師のお仕事、火曜日はゴルフ、木曜日はKG大学図書館、金曜日はスポーツジムの予定です。
朝はだいたい5時過ぎには自然に目が覚めるので、午前中はネットや書籍で調べものすることが多く、活動するのは午後が多いです。この早朝からお昼までの時間を割と自由に使えるところが今の生活の中で最も気に入っているところです。

ではまた・・・



2017年1月24日火曜日

辞める勇気、辞めない勇気

Rio-jii です。

サラリーマンの方々にはほとんど関心が無いところだろうと思いますが、自営業の身にとってはとても大事な確定申告の準備をしないといけない時期になってきました。Rio-jii にとっては、初めての事業所得の確定申告となります。
と言っても、前回書いたようにRio-jii の場合、昨年の事業収入額そのものが青色申告の特別控除額以下なので、別に費用の申告なんてしなくてもよさそうなものですが、会計ソフトを使ってようやくの思いでBS,PLまで作ったのですから、来年の確定申告を見据えて、今回もちゃんとした申告をしておこうと思っている次第です。

前回書いたように、Rio-jii の前年分収入は、上記の9月以降に計上した「事業収入」に加え、①3月までの給与所得、②4~9月の雇用保険給付、③厚生年金等の年金収入、の四つから構成されるわけですが、「事業収入」は課税対象外になる見込みだし、②の雇用保険給付というのは所得税の対象となる収入には該当しないということになるので、課税対象となる「①と③の合算から各種控除を差し引くと、どうやら所得税対象となるRio-jii の前年所得はマイナスになるのではないかと試算されるのです。この、「収入」と「課税所得」の違いがミソですよ! もしこの試算が正しいとすれば、前年に源泉徴収された税金の還付を請求できる一方、本年5月以降の住民税なども大幅に削減されることになるのですが、まあ、あくまでRio-jii の試算に過ぎないのでどうなることやら・・・・

さてタイトルにある「辞める勇気、辞めない勇気」についてですが、これは昨年の丁度今頃、サラリーマンを辞める決心をしたものの、心のどこかに逡巡する気持ちがあったときに、大学院での最後の実習教官であったO先生(2~3歳位年下かな)と個人的にお話する機会があって、Rio-jii が辞める勇気が固まったとか固まらないとか・・・」って愚図愚図言ってたら、「でも、辞めない勇気っていうのも有りますよね!」とO先生が仰ったのです。愚図なRio-jii の背中を押してくれたのは家族をはじめ色々な人たちなのですが、このO先生の一言にもとても強いインパクトを感じたのでした。

話は少し変わって、兵庫県立大学の経営大学院を無事卒業すると、「中小企業診断士&MBA」のダブル資格が授与されるわけですが、卒業後の進路についてはRio-jii のように脱サラして開業に至る事例はごく少数派で、ほとんどの同期生は、当たり前ですがそのまま会社経営者やサラリーマンに戻ります。とは言え、サラリーマンを続けながら、企業内診断士として活躍している人もたくさんいるので、その事例を紹介したいと思います。
・・・・・ということで、前にやってたブログでよくやってたフレーズを久々にここで出すことにします!

企業内診断士の詳細については、当クラスの代表幹事「ニッシー」のブログで!
ではまた・・・

2017年1月6日金曜日

開業前後に準備した7つ道具

Rio-jii です。

読者の皆さん 明けましておめでとうございます。  
Rio-jii にとっては脱サラ後初めての年末年始です。「お世話になりました。来年もよろしくお願いします。」などと言って回ったその1週間後には、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。」などと言って回るような、如何にも日本人的なビジネス慣習から解放されて悠々と過ごしていますが、逆に言えば、フリーランサーといえどクライアントが本来それなりにちゃんといるべきなのに未だあまりいない、という現実の裏返しに過ぎないのかもしれません。

さて前にも書いたように、Rio-jii は雇用保険の給付期間満了を待って開業した訳ですが、個人事業主として開業するにあたって色々な準備をしてきたので、参考まで簡単に披露させていただきます。

1.開業届
これって開業場所管轄の税務署に提出します。Rio-jii の場合はとりあえず自宅を事務所としたのでS市を管轄するH税務署でした。結構遠いところにあります。税務署って初めて行ったのですが、たまたまかもしれませんがとてもカンジよかったですよ。懇切丁寧にご説明頂きました。青色申告するということにしたので、同時に青色申告の申請も行ってきました。

2.名刺
名刺が無いとつらいですよ。例えば誰か知人から初対面の方を紹介されてその方が名刺を出された時、「実はプーなので名刺がなくて・・・」なんて何回も何回も説明するのは疲れます。なのでRio-jii は開業前であってもさっさと名刺を作りました。屋号も勝手につけていました。肩書は中小企業診断士とMBAですが、途中からS市の都市計画審議会委員というのも加えました。むろん、S市の方に了解を得たうえで。Rio-jii の蕎麦打ちの師匠が実は商業デザイナーでして、この師匠に似顔絵入りの名刺を作ってもらいました。デザイン料は出世払いということになっています。早くお支払いできるようになりたいですね。

3.ゴム版・印章
開業まもなくの頃、契約書に調印するときに、自分の住所や屋号・名前を手書きし個人の印鑑を押してました。クライアントさんは当然手書きじゃないですよねえ。どうも手書きは恰好が悪いので、ネットでゴム版と印章を注文しました。業者間でけっこう値段に幅があったのですが、Rio-jii は無名だけど親切そうな業者さんに依頼して作ってもらいました。結果的にはコスパに満足しています。

4.会計ソフト
青色申告する以上はBSとPLが要ります。Rio-jii は税務が苦手なのですが、そうも言ってられないのでフリーランサー用の青色申告や確定申告に関する書籍を5,6冊は読んで勉強しました。その結果、会計ソフトを使えば何とかできそうという感触を得たので、あるクラウド型会計ソフトの会員になりました。まだ確定申告にまで至った訳ではないので申し上げるのは時期尚早かもしれませんが、これは凄いですよ。チョコチョコと入力だけしていけば、仕訳なんて全部自動でやってくれます。事業主借なんて科目知らなくても勝手に計上してくれます。
ただ最近気が付いたのですが、青色申告って65万円の特別控除があって最終利益額から65万円が控除されるわけです。つまり収支尻が65万円以上あることが青色申告制度の前提なのですが、Rio-jii の場合は今期の売上自体がそれ以下なので、結論から言えば支出の会計処理は特に不要だったようです。とは言え、会計ソフトを試したことはとてもいい勉強になりました。

5.専用銀行口座
個人名義ではなく、屋号付き個人で新たに口座を開設しました。ネット見てたらけっこう開設手続が難しそうだったのですが、とても簡単でした。ただ、ネットバンキングは有料になるところが個人口座との違いかな。Rio-jii はネットバンキングをとりあえず申し込みませんでした。

6.専用クレジットカード
これも屋号付き個人で新たに作成しました。どこのカード会社でも受けてくれるわけではなく、ネットで調べてとあるカード会社で作りました。有った方が便利だと思います。

7.その他文具など
書類整理のキャビネット、テプラ、記事切り抜き用カッターナイフ、業務専用バッグなど、これまでならある程度会社支給だったものなども自分で調達しなければなりません。支払は「経費で」です。いわゆる販管費というやつですね。Rio-jii の場合は、製造原価も仕入原価もないので、支出の内容はすべてこういう類のものです。

ということで、前年分については3月までの給与所得、雇用保険給付期間満了後の厚生年金収入、開業後の事業収入という3つの収支計上の他に、株式売買損益計上などの個人的なものを含めて、確定申告に向かって少し忙しくなりそうです。

ではまた・・・