2017年1月24日火曜日

辞める勇気、辞めない勇気

Rio-jii です。

サラリーマンの方々にはほとんど関心が無いところだろうと思いますが、自営業の身にとってはとても大事な確定申告の準備をしないといけない時期になってきました。Rio-jii にとっては、初めての事業所得の確定申告となります。
と言っても、前回書いたようにRio-jii の場合、昨年の事業収入額そのものが青色申告の特別控除額以下なので、別に費用の申告なんてしなくてもよさそうなものですが、会計ソフトを使ってようやくの思いでBS,PLまで作ったのですから、来年の確定申告を見据えて、今回もちゃんとした申告をしておこうと思っている次第です。

前回書いたように、Rio-jii の前年分収入は、上記の9月以降に計上した「事業収入」に加え、①3月までの給与所得、②4~9月の雇用保険給付、③厚生年金等の年金収入、の四つから構成されるわけですが、「事業収入」は課税対象外になる見込みだし、②の雇用保険給付というのは所得税の対象となる収入には該当しないということになるので、課税対象となる「①と③の合算から各種控除を差し引くと、どうやら所得税対象となるRio-jii の前年所得はマイナスになるのではないかと試算されるのです。この、「収入」と「課税所得」の違いがミソですよ! もしこの試算が正しいとすれば、前年に源泉徴収された税金の還付を請求できる一方、本年5月以降の住民税なども大幅に削減されることになるのですが、まあ、あくまでRio-jii の試算に過ぎないのでどうなることやら・・・・

さてタイトルにある「辞める勇気、辞めない勇気」についてですが、これは昨年の丁度今頃、サラリーマンを辞める決心をしたものの、心のどこかに逡巡する気持ちがあったときに、大学院での最後の実習教官であったO先生(2~3歳位年下かな)と個人的にお話する機会があって、Rio-jii が辞める勇気が固まったとか固まらないとか・・・」って愚図愚図言ってたら、「でも、辞めない勇気っていうのも有りますよね!」とO先生が仰ったのです。愚図なRio-jii の背中を押してくれたのは家族をはじめ色々な人たちなのですが、このO先生の一言にもとても強いインパクトを感じたのでした。

話は少し変わって、兵庫県立大学の経営大学院を無事卒業すると、「中小企業診断士&MBA」のダブル資格が授与されるわけですが、卒業後の進路についてはRio-jii のように脱サラして開業に至る事例はごく少数派で、ほとんどの同期生は、当たり前ですがそのまま会社経営者やサラリーマンに戻ります。とは言え、サラリーマンを続けながら、企業内診断士として活躍している人もたくさんいるので、その事例を紹介したいと思います。
・・・・・ということで、前にやってたブログでよくやってたフレーズを久々にここで出すことにします!

企業内診断士の詳細については、当クラスの代表幹事「ニッシー」のブログで!
ではまた・・・

2017年1月6日金曜日

開業前後に準備した7つ道具

Rio-jii です。

読者の皆さん 明けましておめでとうございます。  
Rio-jii にとっては脱サラ後初めての年末年始です。「お世話になりました。来年もよろしくお願いします。」などと言って回ったその1週間後には、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。」などと言って回るような、如何にも日本人的なビジネス慣習から解放されて悠々と過ごしていますが、逆に言えば、フリーランサーといえどクライアントが本来それなりにちゃんといるべきなのに未だあまりいない、という現実の裏返しに過ぎないのかもしれません。

さて前にも書いたように、Rio-jii は雇用保険の給付期間満了を待って開業した訳ですが、個人事業主として開業するにあたって色々な準備をしてきたので、参考まで簡単に披露させていただきます。

1.開業届
これって開業場所管轄の税務署に提出します。Rio-jii の場合はとりあえず自宅を事務所としたのでS市を管轄するH税務署でした。結構遠いところにあります。税務署って初めて行ったのですが、たまたまかもしれませんがとてもカンジよかったですよ。懇切丁寧にご説明頂きました。青色申告するということにしたので、同時に青色申告の申請も行ってきました。

2.名刺
名刺が無いとつらいですよ。例えば誰か知人から初対面の方を紹介されてその方が名刺を出された時、「実はプーなので名刺がなくて・・・」なんて何回も何回も説明するのは疲れます。なのでRio-jii は開業前であってもさっさと名刺を作りました。屋号も勝手につけていました。肩書は中小企業診断士とMBAですが、途中からS市の都市計画審議会委員というのも加えました。むろん、S市の方に了解を得たうえで。Rio-jii の蕎麦打ちの師匠が実は商業デザイナーでして、この師匠に似顔絵入りの名刺を作ってもらいました。デザイン料は出世払いということになっています。早くお支払いできるようになりたいですね。

3.ゴム版・印章
開業まもなくの頃、契約書に調印するときに、自分の住所や屋号・名前を手書きし個人の印鑑を押してました。クライアントさんは当然手書きじゃないですよねえ。どうも手書きは恰好が悪いので、ネットでゴム版と印章を注文しました。業者間でけっこう値段に幅があったのですが、Rio-jii は無名だけど親切そうな業者さんに依頼して作ってもらいました。結果的にはコスパに満足しています。

4.会計ソフト
青色申告する以上はBSとPLが要ります。Rio-jii は税務が苦手なのですが、そうも言ってられないのでフリーランサー用の青色申告や確定申告に関する書籍を5,6冊は読んで勉強しました。その結果、会計ソフトを使えば何とかできそうという感触を得たので、あるクラウド型会計ソフトの会員になりました。まだ確定申告にまで至った訳ではないので申し上げるのは時期尚早かもしれませんが、これは凄いですよ。チョコチョコと入力だけしていけば、仕訳なんて全部自動でやってくれます。事業主借なんて科目知らなくても勝手に計上してくれます。
ただ最近気が付いたのですが、青色申告って65万円の特別控除があって最終利益額から65万円が控除されるわけです。つまり収支尻が65万円以上あることが青色申告制度の前提なのですが、Rio-jii の場合は今期の売上自体がそれ以下なので、結論から言えば支出の会計処理は特に不要だったようです。とは言え、会計ソフトを試したことはとてもいい勉強になりました。

5.専用銀行口座
個人名義ではなく、屋号付き個人で新たに口座を開設しました。ネット見てたらけっこう開設手続が難しそうだったのですが、とても簡単でした。ただ、ネットバンキングは有料になるところが個人口座との違いかな。Rio-jii はネットバンキングをとりあえず申し込みませんでした。

6.専用クレジットカード
これも屋号付き個人で新たに作成しました。どこのカード会社でも受けてくれるわけではなく、ネットで調べてとあるカード会社で作りました。有った方が便利だと思います。

7.その他文具など
書類整理のキャビネット、テプラ、記事切り抜き用カッターナイフ、業務専用バッグなど、これまでならある程度会社支給だったものなども自分で調達しなければなりません。支払は「経費で」です。いわゆる販管費というやつですね。Rio-jii の場合は、製造原価も仕入原価もないので、支出の内容はすべてこういう類のものです。

ということで、前年分については3月までの給与所得、雇用保険給付期間満了後の厚生年金収入、開業後の事業収入という3つの収支計上の他に、株式売買損益計上などの個人的なものを含めて、確定申告に向かって少し忙しくなりそうです。

ではまた・・・