2016年12月30日金曜日

会社を辞める前後のことなど・・・

Rio-jii です。

皆さん日記つけてますか?  
Rio-jii は2010年のお正月から「高橋の5年日記」をつけています。1冊を5年間使うんです。同ページに同じ日のことを5年にわたり毎年つけていくのです。書くスペースは1日5行しかないので、ものぐさなRio-jii でも続けられています。今は、2冊目の2年目がほぼ埋まるところです。たった5行でもこの日記を後から読み返すと、当時の状況とか考えていたこと、喜怒哀楽など、けっこう忘れていたことを思い出させてくれたりします。
例えば本日12月30日の場合、昨年は長女夫婦が長男嫁さんのご実家の餅つきに参加したとか、一昨年はRio-jii が蕎麦打ちの実演をして友人・家族に振舞ったとか、そんな他愛のないことでも読み返してみると結構楽しいもんです。
Rio-jii が兵庫県立大学の経営大学院受験を思い立ったのが2012年4月4日、大学院の同期4人で鳥取の大山麓でゴルフしたのが2014年7月28日、会社を辞める意志が固まったのが本年1月8日、ある若い同級生から「この人サイテー」と罵倒されたのが同月の26日、とか色んなことを振り返ることができます。

さて本題の「会社を辞める前後のこと」ですが、これも5年日記を読み返しながら書いています。多分、Justその時であれば当時の感情が入りすぎてまとまりがつかないことを書いていたかもしれないけど(と言うか、そんな気持ちの余裕なんてなかったような・・・・)、今だからこそ当時を冷静に思い出しながら書けるのかもしれません。

本年3月25日、Rio-jii は勤務先の株主総会の事務局を務め総会が無事に終了して会社に一旦戻ってからランチタイムにごく内輪の方々に見送られて勤務先を辞しました。それがRio-jii のサラリーマンとしての「the end」でした。

退職前にRio-jii は、居住するS市のホームページを閲覧して次の3つに応募しています。
①選挙管理委員会の投票立会補助員⇒2月28日に市役所で面接⇒3月15日に落選通知を受領。
②都市計画審議会の市民委員⇒2月25日に800字程度の応募動機の作文を付けて応募⇒3月18日に当選通知受領。
③さくらウォークの運営ボランティア⇒3月30日説明会参加⇒4月10日に武庫川YD橋の安全確認係を担当。

その他の退職前後の活動としては、
①有機農業教室(月1回1年間)に参加
②スポーツジムのKスポーツクラブに入会
③KG大学図書館の一般公開利用者登録
④平日開催のイタリア料理教室に参加
兵庫県立大学の某名誉教授の勉強会参加
⑥兵庫県中小企業診断士協会に入会
等々をしたことが日記に記されています。

そうした活動の中、前回も書いたようにハローワークに通って紹介斡旋や面接を受けたり、大学院関係者の紹介などで面接を受けたり、月3回程度の平日ゴルフなどして過ごしていました。

最初のころは、1日でKスポーツクラブとKG大学図書館をはしごしたり、神戸のKスポーツクラブ経由で某名誉教授の勉強会に参加したり、何か動いていないと気が済まないような状態だったのですが、段々と自分の生活リズムをつかんでいったように思います。

今はおかげさまで、かなり納得感のある生活をしています。
但しこれは、Rio-jii の場合」だからできることであって、家族に責任ある年代の方々は絶対にマネをしてはいけません。

Rio-jii の納得感のある生活って、具体的には・・・・・・それはまたいずれ。

ではまた・・・



2016年12月17日土曜日

会社を辞めるに際して注意すべきこと

Rio-jii です。

会社を辞める、すなわち脱サラですが、これを実行する前に読者の方々に是非知っておいて頂きたいことがいくつかあります。多くの方にとっては「なにを今更・・・」的なことになるのかも知れませんが、少なくともRio-jii にとってはとてもリアルなことだったので、あえて書かせて頂きます。ほんの一部の読者の方にとってであれ少しでも参考になれば幸甚です。

1.健康保険のこと
ほとんどの方がご存知かと思いますが、脱サラするということは会社の健保組合からも脱退するということになるので、自分個人として国民健康保険に加入することになります(家族の数に比例して金額が増えます)。但し脱サラ後2年間は、「任意継続」という制度によって脱サラ前の所属健保に自費で継続加入することが可能です。この「任意継続」という制度を利用する場合でも、①雇用者負担がなくなるので支払額が脱サラ前の倍になる(厳密には上限額があるので、全員が倍になるわけではありません)。 ②支払は年額を一括で行う必要がある。という2点において一次的な支払金額が結構張ります。健康保険への加入は生きていくうえで不可欠な要件なので、しっかり準備してくださいね。

2.住民税のこと
Rio-jii の場合、6月10日付けでS市から住民税の納税通知書が来ました。この住民税の計算基礎となる課税所得というのは、当然脱サラした前の年の所得ですから、結構な金額になります。脱サラ前なら、これが毎月天引きされているので負担感はあまりないのですが、脱サラ後はこれを4回に分けて支払う必要があります。Rio-jii はちゃんと用意してましたが、この認識がない人もいるようですから一応書いておきますね。

3.雇用保険のこと
雇用保険、もっと一般的には失業保険のことですが、Rio-jii の場合は元々これを受給するつもりがなかったのです。何故かと言うと、Rio-jii の場合は会社が潰れたり人員整理したわけではないので離職理由が「自己都合退職」になることから、受給するまで3か月間の待期期間が必要になるし、Rio-jii の場合は年齢的に厚生年金の受給資格もあるので、雇用保険でなく厚生年金を受給する方が手続き的に楽ちんだと思ったからです。だって、脱サラしてから雇用保険の受給期間に加えて3か月間の長い期間フリーランス活動できなくなるのはあまりにつらいし、それならすぐに厚生年金を受給してフリーランス活動を開始した方がいい、と判断してたわけです。
ところが大学院の同期に社労士の方がいて、彼にそのことを相談したら、Rio-jii の場合は「会社都合」でもなく「自己都合退職」でもない「期限到来」に該当する可能性を指摘されたので、離職前に会社に聞いてみたらそういう対応が可能になったのです。この「期限到来」という離職理由に該当すると待期期間が必要なくなるのです。つまりRio-jii の場合、60歳到達後の3月末に一次定年になって、その後毎年契約更新していたことから、62歳に到達後の本年3月末に2回目の1年契約期限が到来したとの解釈となったわけです。というわけで、9月までの5か月間は雇用保険を受給することにしました。
Rio-jii の場合、雇用保険の方が金額的に厚生年金の約1.5倍だったから有難かったですね(昔は両者の二重受給できたらしいですが、今はできないのです)。
さて、雇用保険を受給することのデメリットは2つあります。一つ目は毎月1回特定日の特定時刻にハローワークに出頭しなければならないこと。二つ目は受給期間中はフリーランス活動が制限されることです。厳密にいうと全くできなくなるわけではないのですが、収入額や活動内容の報告が必要になるので結構面倒なのです。まあRio-jii の場合、結果的にはこの受給期間はほどよい準備期間になってとてもよかったですね。
また逆に、メリットの一つとしてハローワークによる職探しサポートが挙げられます。ハローワークによる職探し」って言うと、ちゃんとしたお仕事探しのことだけかと思っていたら、週に1、2回のパートタイマーのお仕事もたくさんあるんですね。
Rio-jii の場合、某政府系外郭団体、某大企業への英会話講師派遣会社、某政府系組織への外部講師派遣会社、某民間企業への外部講師派遣会社等々の紹介を受け、何回か面接にも行ってきました。
そのうちの何社かとは今もお付き合いあるのですが、面接を受けに行くだけで色々未知な世界に遭遇できたので、この機会はとても有益なものでした。

ということで、Rio-jii は離職後の5か月間は雇用保険を受給しつつ、KG大学の図書館やKスポーツジムに通い、大好きな歴史小説などを浴びるように読んで過ごしたのでした。漠然とした不安を抱えつつ・・・・・・

ではまた・・・





2016年12月11日日曜日

風景が違って見えた!

Rio-jii です。

長いこと投稿していませんでしたが、少しばかり心の余裕が出てきたので久々に登場させて頂きます。

タイトルにした「風景が違って見えた!」っていうフレーズは、Rio-jii が経営大学院生だった時に、大学院の専門家外部講師で、Rio-jiiとほぼ同年輩であるS先生が講義中にご自身の体験談を話されたときの一部に出たものなのですが、当時のRio-jiiにとってはとてもとても印象深いフレーズだったものなのです。
そのフレーズが意味するところは、S先生がサラリーマンをお辞めになってフリーランサーになられた時、S先生の目に映った風景がそれまでとはガラリと違って見えた、とお感じになったということだと解釈しました。つまり、S先生がそれまでいやいや続けていたサラリーマンを辞め念願どおりフリーランサーになったときに、ご自身の視界がとても明るくなった、ということを仰ったのだと理解しました。
「へえ、そうなんか!?」と当時のRio-jiiは強く思いました。しかし、心のどこかでそういう見え方がすることに半信半疑だった、というのが正直なところです。

で、本年3月末を以って39年間にわたるサラリーマン生活にサヨナラしたRio-jiiの場合はどう感じたのかと言うと、S先生がお感じになった意味での風景が違って見えた」という実感は皆無でしたね。情けないことに、どちらかというと不安の方が大きくて、とてもとてもS先生のように視界がパッと開けるなんてことはありませんでした。フリーランサーになったこと自体にはそれほど後悔はなかったとは思いますが、それほど用意周到にフリーランサー生活の準備をしていたわけでもなかったので、辞めたからといって即風景がどうのこうのという余裕はなかった、というところだったのです。

しかしつい先日、Rio-jiiが所用で前職の所在近くの地下鉄駅から御堂筋の地上に出たとき、風景が違って見えた!」のです。このフレーズは卒業後しばらくの間忘却の彼方だったのですが、その地下鉄駅から地上に出た瞬間にRio-jiiの網膜に焼き付いた光景というのが、まさに風景が違って見えた!」というやつだったのです。S先生とは少しシチュエーションが違うのですが、Rio-jiiの場合、客観的には同じ筈のオフィス街の光景が、サラリーマン時代とは全然違う風に見えて、その見え方の違いみたいなものが、サラリーマン時代に比して余裕ができたというかフリーランサーになったんだなあというプラス面の感慨を含んで見えたのだと思います。

Rio-jiiがサラリーマンを辞めて早くも約9か月半が経ちました。最初の数か月間は、雇用保険の支給を受けながら、S市の都市計画審議委員を拝命し、有機農法の勉強会に参加し、ハローワークの紹介を受けてお仕事の応募や面接に出かけ、リタイア人材専門の人材紹介会社に登録などをしつつ、KG大学の図書館利用者登録をして図書館通いをし、Kスポーツのジム通いなどをして過ごす毎日でした。意外と平日ゴルフには行ってなかったです。月に2~3回くらいかなあ。まあ、雇用保険の支給期間中なので活動が制限されたということもあったのですが、そうは言っても先が見えないと言えば見えてなかったので何となく不安な時期でした。

その後、雇用保険の受給期間が終了した段階でH税務署に開業届を提出しました。ちゃんと屋号もつけましたよ。
すると偶然にもほぼ同時期に、二人の方から経営顧問のお仕事紹介を頂戴しました。紹介して下さったのは、お二方とも大学院の直接関係者ではないのですが、Rio-jiiが大学院時代に知り合った方々でした。その他、ハローワーク経由での面談登録していた先から研修講師のお仕事2件、リタイア人材専門の人材紹介会社から社外監査役就任1件依頼をそれぞれ頂きました。それらすべてが最終的にRio-jiiのお仕事に直結した訳ではもちろん無いのですが、何件かは契約に至りました。

雇用保険の受給期間終了後はそんな感じで、何やかやとKG大学の図書館やKスポーツのジムにはなかなか行けないくらい忙しくなってきました。忙しいと言っても、例えば朝の4時に目が覚めたとして、やおらそれから4時間パソコンでお仕事を自室でこなし、自作の朝食を摂った後に午前中いっぱいゴルフレンジでアプローチの練習したりというパターンもあったりして、スケジュールは基本的に自分のプライベート生活を優先して組み立てることができる部分もあるので、フリーランサーになったなあという実感がとても快適なのだと思います。その快適さを最近ようやく感じることができるようになってきたことで風景が違って見えた!」に至ったのではないかと思います。

ということで、Rio-jiiの場合も、S先生とは少し違うシチュエーションではありますが、フリーランサーになって風景が違って見えた」という次第!

サラリーマンを辞めた後の詳しい話は、次回以降小出しに書いていきますね!

ではまた・・・

2016年9月20日火曜日

Rio-jii が恥ずかしながら再登場です。

Rio-jii です。

「還暦の経営大学院生による最後の青い鳥探し」<http://blog.livedoor.jp/rio_jii>をしていたRio-jii が、恥ずかしながら再登場しました。この「恥ずかしながら」というフレーズに懐かしさを覚える人は、Rio-jii と同年代の方でしょうね。

上記ブログのアクセス情報を何気なく覗いたら、過去の累積アクセスが約1万8千件もあって、そのうち直近一週間の最もアクセスが多い日に80件もあるので驚いています。だって、もう更新しなくなってから半年も経つのにですよ。それだけ多くの人に「兵庫県立大学経営大学院中小企業診断士登録養成課程」というものを知ってもらえて、自分もやってみようか!と思った方が何人かおられるとしたら、Rio-jii はとても本望です。

Rio-jii が恥ずかしながらこのタイミングで再登場したのには訳があって、本年3月末を以って会社員生活にサヨナラしたのですが、その離職以来約5か月の間給付を受けていた「失業保険」の受給期間が満了し、本日のハローワーク通いが最後となったからです。実際の受給期間満了は2週間ほど以前になるのですが、ハローワークでの最終手続は本日だったのです。また、「失業保険」の受給期間満了を受け、税務署に「開業届」を提出してきたのです。もちろん「屋号」もつけました!
まあ一応それで、晴れて念願の「フリーランサー」(いわゆる「個人事業主」というやつ)になった訳で、これを機会に再登場して、「還暦過ぎて開業した中小企業診断士」の甘くない「その後の状況」を読者の皆さんにお伝えしておかないと、「青い鳥探し」した結果がめでたし・めでたしなんて、安直にミスリードするのも良くないだろうなあ、と思ったのです。

雌伏を強いられたこの半年間、色々なことがありました。当たり前ですが、なかなか思い描いていたようにはいきません。がしかし、存外に楽しいこともたくさんあって、今はフリーランサーになったことを素直によかったなあ、と思っています。ただしこれは、「Rio-jii の場合には」ですので、誤解しないでくださいね。
「Rio-jii の場合には」とは、いろいろ意味がありますが、要は「還暦過ぎのお気楽部分を有するRio-jii の場合には」というような意味です。

とりあえず本日はここでお終いです。
失業保険、国民年金、健康保険、ボランティア、個人事業開業、診断士会、講師依頼、クライアント・・・・フリーランサーになって初めてのことがたくさんあって、書き出すと止まらないくらいテーマがたくさんあるので、順次小出しにしますね。

ではまた・・・