2016年12月17日土曜日

会社を辞めるに際して注意すべきこと

Rio-jii です。

会社を辞める、すなわち脱サラですが、これを実行する前に読者の方々に是非知っておいて頂きたいことがいくつかあります。多くの方にとっては「なにを今更・・・」的なことになるのかも知れませんが、少なくともRio-jii にとってはとてもリアルなことだったので、あえて書かせて頂きます。ほんの一部の読者の方にとってであれ少しでも参考になれば幸甚です。

1.健康保険のこと
ほとんどの方がご存知かと思いますが、脱サラするということは会社の健保組合からも脱退するということになるので、自分個人として国民健康保険に加入することになります(家族の数に比例して金額が増えます)。但し脱サラ後2年間は、「任意継続」という制度によって脱サラ前の所属健保に自費で継続加入することが可能です。この「任意継続」という制度を利用する場合でも、①雇用者負担がなくなるので支払額が脱サラ前の倍になる(厳密には上限額があるので、全員が倍になるわけではありません)。 ②支払は年額を一括で行う必要がある。という2点において一次的な支払金額が結構張ります。健康保険への加入は生きていくうえで不可欠な要件なので、しっかり準備してくださいね。

2.住民税のこと
Rio-jii の場合、6月10日付けでS市から住民税の納税通知書が来ました。この住民税の計算基礎となる課税所得というのは、当然脱サラした前の年の所得ですから、結構な金額になります。脱サラ前なら、これが毎月天引きされているので負担感はあまりないのですが、脱サラ後はこれを4回に分けて支払う必要があります。Rio-jii はちゃんと用意してましたが、この認識がない人もいるようですから一応書いておきますね。

3.雇用保険のこと
雇用保険、もっと一般的には失業保険のことですが、Rio-jii の場合は元々これを受給するつもりがなかったのです。何故かと言うと、Rio-jii の場合は会社が潰れたり人員整理したわけではないので離職理由が「自己都合退職」になることから、受給するまで3か月間の待期期間が必要になるし、Rio-jii の場合は年齢的に厚生年金の受給資格もあるので、雇用保険でなく厚生年金を受給する方が手続き的に楽ちんだと思ったからです。だって、脱サラしてから雇用保険の受給期間に加えて3か月間の長い期間フリーランス活動できなくなるのはあまりにつらいし、それならすぐに厚生年金を受給してフリーランス活動を開始した方がいい、と判断してたわけです。
ところが大学院の同期に社労士の方がいて、彼にそのことを相談したら、Rio-jii の場合は「会社都合」でもなく「自己都合退職」でもない「期限到来」に該当する可能性を指摘されたので、離職前に会社に聞いてみたらそういう対応が可能になったのです。この「期限到来」という離職理由に該当すると待期期間が必要なくなるのです。つまりRio-jii の場合、60歳到達後の3月末に一次定年になって、その後毎年契約更新していたことから、62歳に到達後の本年3月末に2回目の1年契約期限が到来したとの解釈となったわけです。というわけで、9月までの5か月間は雇用保険を受給することにしました。
Rio-jii の場合、雇用保険の方が金額的に厚生年金の約1.5倍だったから有難かったですね(昔は両者の二重受給できたらしいですが、今はできないのです)。
さて、雇用保険を受給することのデメリットは2つあります。一つ目は毎月1回特定日の特定時刻にハローワークに出頭しなければならないこと。二つ目は受給期間中はフリーランス活動が制限されることです。厳密にいうと全くできなくなるわけではないのですが、収入額や活動内容の報告が必要になるので結構面倒なのです。まあRio-jii の場合、結果的にはこの受給期間はほどよい準備期間になってとてもよかったですね。
また逆に、メリットの一つとしてハローワークによる職探しサポートが挙げられます。ハローワークによる職探し」って言うと、ちゃんとしたお仕事探しのことだけかと思っていたら、週に1、2回のパートタイマーのお仕事もたくさんあるんですね。
Rio-jii の場合、某政府系外郭団体、某大企業への英会話講師派遣会社、某政府系組織への外部講師派遣会社、某民間企業への外部講師派遣会社等々の紹介を受け、何回か面接にも行ってきました。
そのうちの何社かとは今もお付き合いあるのですが、面接を受けに行くだけで色々未知な世界に遭遇できたので、この機会はとても有益なものでした。

ということで、Rio-jii は離職後の5か月間は雇用保険を受給しつつ、KG大学の図書館やKスポーツジムに通い、大好きな歴史小説などを浴びるように読んで過ごしたのでした。漠然とした不安を抱えつつ・・・・・・

ではまた・・・





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